不正出血とは
月経とは無関係で不規則な出血のことをいいます。まず、出血している所を確認することが重要で、子宮の入口・子宮の内腔・膣・外膣部・尿道・肛門のいずれかですが、その場所は一つとは限りません。
機能性
機能性子宮出血
不正出血の約30%を占めています。
原因
どのような年齢の女性でも起きますが、器質的な病気が無いにも関わらず、女性ホルモンのシステム系(視床下部・下垂体・卵巣系)がうまく働かないことによって起こる子宮内膜からの出血です。
症状
月経周期とは関係の無い少量出血が続いたり、断続的な少量出血が起こります。
治療
低用量ピルや黄体ホルモン製剤の内服。
妊娠の希望の有無や年齢によって服用期間は違います。
器質性
子宮膣部びらん
子宮の外側の入り口の粘膜が赤く変化して、ただれているように見える部分のことです。
性成熟期の女性の8〜9割にみられますが、子宮膣部びらんがあると、子宮頸管炎や不正性器出血が起こりやすくなるので注意が必要です。
子宮膣部びらんとは
膣内に突き出ている子宮の入口のことを子宮膣部といいますが、この部位が赤くただれているように見えることをびらんといいます。
このただれが大きくて深い程度は様々で、異なります。
症状
おりものの量が増えたり、色調の変化が起こります。(黄色・黄土色・茶色)
治療
膣内洗浄(膣錠投与)
子宮頸管炎と子宮頸管ポリープ
子宮頸管とは子宮の外側の入り口(外子宮口)から、内側の入口(内子宮口)までの 4cm 程度 の細い管になっているところです。
子宮頸管の粘膜から外子宮口に垂れ下がった良性のできものを子宮頸管ポリープといいます。
原因
雑菌類が徐々に増えて炎症が強くなるなどして発生します。
自覚症状はほとんど無いことが多く、性交時などに出血することがあります。
治療
鉗子でポリープの茎部をつかみ、ポリープを切除します。
ポリープは顕微鏡の検査を行って、良性かどうかを調べます。
治療について詳しくは、お気軽にご相談ください。
診察について
診察時間につきましてはTOPぺ―ジのお知らせをご参照ください。
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第1,3,5 | 第2,4 | ||||||
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