気にしてほしい乳がんと検診
女性のがんの第1位は乳がんで全体の20%を占めています。2023年予測で乳がんの罹患数は9万8千人、9人に1人が乳がんになります。2012年は15人に1人でした。年間1万6千人が亡くなっています。年齢は30歳から急増しますが、25歳から90歳まで発症します。
乳がんは予後(悪くなる程度)が良いと言われていますが、それは早期発見またある程度までに診断されるからです。早期発見(しこりが2cm以下)できれば99%の生存率です。
乳がん罹患数の年齢分布
乳がんによる死亡者数推移(女性)
早期発見できる3つのポイント
A:乳がんになりやすい6つの要因
B:乳房のセルフチェック
C:25歳からの定期的な乳腺エコー検診
A:乳がんになりやすい6つの要因
- 初経年齢が早い(11歳以下)
- 閉経年齢が遅い(55歳以上)
- 出産歴がない
- 授乳歴がない
- 閉経後の肥満
- 酒・たばこ
以上を認識してもらうことが早期発見の第一歩です。
B:乳房のセルフチェック
乳がんはカラダの表面の近いところにできるため、自分で見たり触れたり感じたりすることで、以下のことがわかる可能性があります。
- 乳房に左右差がないか
- しこり(硬いもの)がないか
- 皮膚にただれやへこみがないか
- 乳頭から分泌物が出ていないか
これを生理が終わった日から10日以内、また閉経されている方は日を決めて月1回チェックしてほしいのです。
C:25歳からの乳腺エコー検査
現状、日本の乳がん検診では40歳以下の早期発見は難しいです。エコー検査は痛みがなく、時間も10~15分で乳腺内にしこり(2mm程度でも)があるかどうかがわかります。
また、乳腺密度に影響を受けないため、生理前・生理中・妊娠中・授乳中でも受けることができます。さらに、日本人女性、特に20代・30代・40代の方は乳腺密度が高く(高濃度乳腺)はマンモグラフィでは感度が低く、乳腺エコーはより有用です。
ただし、40歳以上の方は罹患率が高くなりますので両方の検査が必要となります。
当院の乳腺エコーは、カラードップラー法(血流の有無や方向そして速さを確認できる機能)並びにエラストグラフィー法(しこりの硬さを画像化する技術)が装備されています。
検査は完全個室で認定女性医師が行い、同日に医師が結果をお伝えします。
費用
検査代(自費診療) |
5,500円 |
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乳腺にしこりがある、分泌物が出る、乳房が張った感じがする…などの違和感を感じる方は保険適用になりますのでご相談ください。(保険適用の場合 ¥2,200前後)
視触診・乳腺エコーの受診について
完全予約制(当日予約も可能)です。ご予約およびお問い合わせ専用ダイヤル
TEL 090-6976-9073
上記ダイヤルにつながらない場合は
TEL 078-391-2246
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担当医が異なるため各月のPDFファイルをご確認下さい。